うつ病で休職!?
メンタル不調での休職当初は、ご本人がうまく判断できないことが多いのでサポート役が必要です
私は大企業で10年以上メンタル不調の方の休職・復職をサポートしてきました
今つらい思いをされているあなたの一助になれたら幸いです
休職中に会社から電話が入ったら?
例えば足を骨折して入院したと考えてください!
病室内では携帯電話は使用できないですよね
歩けない状態なら電話使用可能の場所まで移動できませんよね
「うつ病で〇〇ヶ月の自宅療養を要す」
という診断が出たら
足の骨折と同じように考えてください
治療する場所が自宅というだけで
会社の方も療養中なのに結構気軽に電話をかけてきます
(これが大きな問題でもあります)
歩けない状態
すなわち
あなたの気持ちが「出たくない」「今は嫌だな」なら
出なくていいんです!
休職中なので電話に出ることは義務ではありません
でも
会社に迷惑をかけているから
会社に戻れなくなると困るから
と
ほとんどの方が電話に出てしまうことが多いです
その後だいたい具合が悪くなります
やっと休んで少し回復したところで
休む前のつらかった出来事や気持ちなどが
また目の前に現れてしまい
病状が引き戻されてしまうのです
カウンセリングしてあなたに良くなってもらいたいと
真面目に思っている私としては
すっごく悔しいです!!
《休職中の電話対処法》
会社から電話がかかってきたら
- 一旦出ないで切れるのを待つ
- 自分の気持ちが会社の人と話せる状態なのかゆっくり確認する
- 気持ちが動揺するようのならその日はかけ直さない(再度かかってきても出ない)
- 後日気持ちが落ち着いてかけられるのならかけても良いが
- またかかってくるのを待っていれば良い(1からの繰り返し)
- かけて来た人のメルアドがわかっていたら「まだ電話で話せる状態ではないのでメールでお願いします」と正直にメールで伝える
会社の方はあなたの状態を理解できていないので
あなたの病状を素直に伝える練習をしてください
これは復職するためにも大事なポイントです
休職中に会社からメールが来たら
電話よりもっと気軽に来られてしまうのがメールです
会社側は事務連絡としてお仕事をしているわけですが
文面によってはあなたがもっと傷つく原因にもなります
なので
やはりあなた主体で動いて欲しいのです
今時は上司とLINEでつながっている方も多いので
あなたの状態を何も考えず
ポンとLINEが来て反射的に開けて読んでしまうことも危険があります
以前
せっかく元気になって来た相談者の方が
上司からのLINEひとつで
また気持ちが落ち込んで眠れなくなってしまいました
上司からしたらこんなことで?と思う内容でも
具合が悪い人にとっては
大きなダメージになることもあるのです
《休職中のメール対処法》
会社からメールがきたら
- メールを開けないで自分の気持ちが読める状態なのかゆっくり確認する(LINEなら既読にしない)
- 気持ちが動揺するようのなら開けないで放っておく
- 後日気持ちが落ち着いている時に読んでみる
- 読んだ後の自分の動揺具合を確認する
- 返事ができそうなら用件だけ出来るだけ短く返事する
- 急いで返事しようとしなくて良い
会社から連絡が来ると返事をしなくてはと焦ってしまう方がほとんどです
その焦りがうつ病の回復を遅らせます
あなたの状態が良くないことを理解してもらうためにも
自分の気持ちを確認しながら対処していって欲しいです
うつ病回復のポイントとして
出来るだけ緊張したり焦ったりするような
外部との接点は出来るだけ避けてください
Noを言えないけどNoを言う練習をする
メンタル不調に陥りやすい方の「認知」の特徴として
Noと言うことは悪!ましてや会社に対して!
というのがあります
Noと言うことは決して悪いことではありません
Noと言えないことでご自身を苦しめて縛って来たのなら
苦しめないような練習をすることが
休養中の必須課題です
「性格」は変わらない?
いいえ
一緒に練習すれば変わりますよ!!