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メンタル不調者の復職プログラムのあり方

休職者の復職する時が会社として一番大事な時です

うつ病・適応障害・パニック障害・双極性障害などの

メンタル不調で休職した後

復職する時が本人にとっても会社にとっても一番大事な時だと思います

 

復職がうまくいかないと

ご本人にとっては

病状の悪化というダメージがあります

会社にとっても損失があるのではないでしょうか

1)メンタル不調者(病後)であることを配慮する

私は企業の健康管理部門で保健師として14年

社外のカウンセラーとして多くの企業の復職プログラムを経験してきました

 

会社側にも都合があるのを十分承知の上で

あくまでもメンタル不調者本人からの目線でお伝えします

 

なぜなら社員ひとりひとりの状態に合わせて

復職を支援した方が

結果的にうまくいくのを知っているからです

 

あまりにも会社の都合を押し付けて

杓子定規に復職支援を進めてしまい

うまくいかなかった例をいくつも知っているからです

 

復職しようとする社員は「メンタル不調者」であることを

常に意識して対応して欲しいのです

 

会社に向かうだけで緊張しています

人事・産業医・上司に会うというだけで

前日から眠りが悪い人もいます

 

復職可能の診断書が出たとはいえ

休職前の元気な時と同じだと期待しないで欲しいのです

 

休んでいる間にとても苦しい時を乗り越えています

でも完全に元気な状態で復職に向かえる人はほとんどいません

 

ですから面談で復職プログラムの説明をする時も

社員の方に考える時間を与えて欲しいのです

 

すぐには理解ができていないこともあるので

不安に思っていることが何かを聞いてあげて欲しいのです

2)プログラムは話し合いで決めていく

休職中に理解力や判断力が低下していることは当たり前なので

会社側は焦らず対応してください

出来るだけ様子を見ながら社員に合わせて進めていけると良いと思います

 

私から見た復職プログラムの理想は

  1. 勤務時間の短縮
    例)半日勤務を1週間+5時間勤務を10日間+フルタイムを10日間
    などの予定を本人と話し合いの上決めておく
    この際無給にするか有給にするかは会社の取り決めを伝えて良いと思います
    有給で時給換算にする企業もあります

  2. 1週〜2週に1回程度の状態確認
    復職してみて本人がどう感じているかを確認できる体制が整っていると良いと思います
    その際面談するのは誰かを決めておくことが大事です
    私の意見では上司も産業医もお勧めではありません
    社員本人がやや本音を言える保健師やカウンセラーが良いと思います
    状態確認しながらその後の予定を柔軟に変えられると良いですね

  3. 業務内容の配慮
    復職プログラム中の業務内容はほどほどが良いのは当たり前ですが
    軽過ぎても間が持たなくて罪悪感が出る方も多いようです
    逆に即戦力として業務を投げてしまうのも良くないと思います
    無給の場合は絶対に責任のある業務はさせないでいただきたいのです

社員本人の都合を聞いていられないスタンスの企業もしばしば経験しますが、

訴訟等の最悪な事態を防ぐためにも

ある程度慎重に進めていただいた方が良いと思います

やはりコミュニケーション!
双方の話し合いが大事だと思います

復職プログラム 会社の対応大事
復職するの不安ですよね

3)タイミングを見極める

会社側がメンタル不調者対応に慎重なあまり

支援期間が長過ぎて社員が疲弊して復職できなかった例もあります

 

会社の復職プログラム自体が3ヶ月以上という決まりがあり

無給のままある程度業務をした結果

疲れきってしまったのです

 

水分補給しないままゴールが見えないマラソンをしているようなものなので

復職プログラムの再考が必要だと思います

 

復職支援期間は1ヶ月〜2ヶ月が適当だと思います

それくらいでうまく波に乗れなかった時は

復職が今ではなかったと判断しても良いと思います

 

せっかく本人もやってみようと

自分を奮い立たせて挑んでいるので

復職のタイミングを見極めることが大事です

復職プログラムの進め方や個人の回復具合の判断は

どの担当者でも難しいものです

その負担部分を私におまかせいただけると嬉しいです