どうしてHSPはパワハラやセクハラを受けるのか

HSP(Highly Sensitive Person)の     傷つかない生き方をアドバイス

HSPってご存知ですか?感受性の高い人

敏感過ぎる人や繊細すぎる人のことで

病名ではありません

 

米国のアーロン先生が1990年代に入って提唱されたのですが

最近では多くの人に知られるようになりました

アーロン先生のHP

 

私もHSPの概念に出会って様々なことに納得がいき

カウンセリングの中でクライアントさんの理解が

より深まりました

 

その中で

HSPの人はパワハラ・セクハラに遭いやすいのでは?

という仮説が立てられました

1)パワハラ・セクハラされやすいHSP

HSPの特徴の中に

パワハラ・セクハラを受けやすい要素があります

  • 素直すぎてストレート
  • 人の変化によく気がつくので勘違いされやすい
  • 境界線がわからず親切にし過ぎてしまう
  • 人類皆善人だと信じているので騙されやすい
  • 出る杭(くい)になっている自覚がないところが妬みや怒りを買いやすい

などなど

 

HSPは音やにおいや光などに敏感なだけでなく

人の顔色やその場の雰囲気にもすごく敏感です

 

その場をなんとか穏やかにしようとしたり

誰にでも気を遣い過ぎてしまったり

 

その素直さやひたむきさや気遣いを持たない人からすると

嫉妬や怒りの対象になりやすいのです

 

自覚なく出る杭(くい)になっていることが多いのです

 

2)パワハラ・セクハラする人の心理を理解する

パワハラ・セクハラをする人の心理なんて

理解したくないとは思いますが

あなた自身を守るためには

する側の心理を理解して対策を練って欲しいのです

 

ハラスメントをする側の根本は支配欲にありますが

その上

自分の持っていない素敵なものをHSPが持っていることへの嫉妬心もあるのです

 

例えば

美しさ カッコ良さ 賢さ 優しさ 向上心 好奇心 

器用さ 感の良さ 内から出るなんとも言えない魅力

などなど

 

HSPの人は輝くものを普通に当たり前に持っているのです

でもこれらが出る杭(くい)

 

HSPじゃない人からすればそれは悔しいくらい素敵に見えるのです

その嫉妬心から「支配してやろう」という意識が生まれるのです

 

ハラスメントする人はすごく弱い人です

自信がないから強く見せて

支配できていると思わないと怖くて生きていけないのです

 

その弱さを理解してしまえば

対処もできるようになると思うのです

HSP
ハラスメントに遭わないためのカウンセリング

3)ハラスメントを受けないようにするには

HSPの人は

ほかの人との境界線を引くことが苦手なので

相手の領域に入ってしまうことが多いです

 

好きでもない相手を思いやり過ぎて

勘違いされた結果

誘われたり

利用されたり

 

親切心や正義感を信じて行動した結果が

自分がハラスメントを受けるという

悲しい結果になってしまって

深く傷つきます

 

自分が傷つかないためには

人との境界線を明確にする練習をしてみてください

 

その人が自分にとってどのくらい大切かを冷静に考えて

それほど大切ではない人には

気づいても気づかないふり!

本当は周囲の人みんなに優しくできるけど

優しくしなくていいのです

 

HSPの人は他人の心の動きには敏感ですが

他人に気遣うあまり

自分の気持ちはよくわかっていません

 

だから自分の気持ちをちゃんと捉えて

自分の直感を信じて

危険そうな相手とはきっぱり境界線を引く

そんな練習をしてみてください

 

HSPの人は傷つくことが多く

自分を責めるので

うつ病になりやすくて心配です

 

他人より自分自身に敏感になってみてくださいね